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愚者キュルケ「ルイズ、なんだか変ね…ひょっとしたら薬の後遺症でもあるのかしら…?心配だわ…」 来訪者キュルケ「(薬!?そんなまさか…アレな薬を使ってモット的なプレイをしちゃったの!?愚者の私!!!)」 鉄キュルケ「ちょっと来訪者の私…大丈夫?顔真っ赤よ?ねえ愚者の私、ひょっとしたら貴女の所のルイズ誰かに恋しちゃったんじゃないの?恋って人を変えちゃうものよ?」 愚者キュルケ「でも、他の人間を召喚したルイズなら兎も角…あの娘の使い魔は犬だし、特にあの娘が好きになるような男の人は居ないし…それはないと思うわよ?」 来訪者キュルケ「(ルイズ!?!?まさか…犬なの!?ダメよ!!!そりゃ私だって興味はあるけど…犬なんて…ハァハァ…)」 白蛇キュルケ「ねえ来訪者の私…貴女凄い汗かいてるわよ?ルイズ、か…心配よね?あの娘、何でも溜め込んじゃうところがあるし…」 サーヴァントキュルケ「そうよね…強がってはいるけどまだあの娘『子供』って感じで放っておけないわよね。」 サブ・ゼロキュルケ「愚者の私、取り合えずルイズと話し合ってみたら?一緒にどこかに出かけてみて…それとなく悩みがないか聞いてみる…なんてどうかしら?」 愚者キュルケ「出かける…か…それ良さそうだけどダメなのよね、これから宝探しでしばらく会えなくなるのよ。あの娘も無理にでも誘えば良かったかしら?」 来訪者キュルケ「(ダメよ!!愚者の私!!!いきなり外で、しかも無理やりなんて…萌え、ゲフンゲフン…じゃなくてはしたないわ!!!)」 DIO魔キュルケ「(来訪者の私…ルイズの事を考えて凄い悩んでるみたい、優しいのね…)でも愚者の私…あの娘に何かあったら貴女きっと後悔するわよ?ダメよ?後悔するような事だけは…取り戻せなくなるような結果だけは… 何にしても早すぎる、って事は無いわよ…ここは直ぐにでも…」 アヌビスキュルケ「まあ落ち着きなさいよ?物事には『流れ』って物があるのよ…焦ってそれが裏目に出て、逆にあの娘を傷つけちゃう…なんて事もあるかもしれないわよ?」 あくまキュルケ「まあいざとなったら『ビシッ!!!』っと叱りつけでもしちゃえば良いじゃない、私の所なんかちょっと脅かしたらあの娘すぐ怯えちゃって…可愛いものよ。」 愚者キュルケ「そうね…取り合えず、まずはこれからゆっくり考えてみることにするわ…ありがとうね『私達』」 キュルケ達「「「「「「「どう致しまして、『私』」」」」」」」 来訪者キュルケ「(『ビシッ!!!』っと…傷つける…脅かす…野外で…動物…薬…ハァハァ……)」
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『ギーシュ危機一髪 その3』 空元気も元気の内とは誰の言葉だったろうか。 本日の活動はもう終了にしようと考えていたが、 急上昇したテンションがそれを許してくれない。 ドラゴンズ・ドリームは壁を抜け、扉を超え、窓枠を跨いで移動する。 幸いなことに時は夕刻、晩飯時だ。廊下にも食堂にも生徒があふれている。 今なすべきことは二つ。 一つは風水の確認。 泥棒一人に惑わされていては地獄のジジイに笑われる。 もう一つは情報収集。 なんとなくここに居て、なんとなく流されてきた。 それでいいと思っていたが、意思疎通の相手がいなくてはどうしようもない。 自分がなぜここにいるのか、それさえ分かれば状況の打開策も見えてくる。 「見ィーつけたゾ。シシシッ」 食堂で向かい合わせに座ってスープをすするルイズの友達二人組を発見した。 早速、方角の探知を試みる。 キュルケ。褐色肌、赤い髪赤い眼、グラマラス。だがルイズの方が可愛い。 ラッキーパーソンは炎蛇のコルベール。 アンラッキーパーソンは青銅のギーシュ。 ラッキーアイテムは勝負下着。 アンラッキーアイテムはルイズの唇。 「ルイズの唇ゥ……?」 それはアイテムといってもいいものなのだろうか。 気を取り直して次へ行く。 シャルロット。青髪、眼鏡、全体的に小さい。しかしルイズの方が可愛い。 ラッキーパーソンは自分の使い魔。 アンラッキーパーソンは青銅のギーシュ。 ラッキーアイテムはサイコロ。 アンラッキーアイテムは良くない薬。 「ソリャ良くない薬ッツーくらいだからアンラッキーだろうケドよォ」 フーケのロケットランチャーといい「凶」に関わるものがどうにも妙だ。 「もうチョイト洗い出してみる必要がアルねコレ」 食堂は賑わっている。観る人間には不自由しない。 ドラゴンズ・ドリームは手当たり次第に「凶」を感知した。 香水のモンモランシー。仰々しい巻き髪、そばかす。やはりルイズの方が可愛い。 アンラッキーアイテムは香水の壜。 アンラッキーパーソンは青銅のギーシュ。 燠火のケティ。一学年下、栗色の髪。結局のところルイズの方が可愛い。 アンラッキーアイテムは香水の壜。 アンラッキーパーソンは青銅のギーシュ。 メイドのシエスタ。短髪黒髪、そばかす。なんだかんだでルイズの方が可愛い。 アンラッキーアイテムは牛革の靴。 アンラッキーパーソンは青銅のギーシュ。 「アアン?」 風上のマリコルヌ。 アンラッキーアイテムは服の襟。 アンラッキーパーソンは青銅のギーシュ。 その隣で笑っている少年もアンラッキーパーソンが青銅のギーシュ。 たしなめている少女のアンラッキーパーソンも青銅のギーシュ。 そこも青銅のギーシュ。向こうも青銅のギーシュ。あちらも青銅のギーシュ。 青銅のギーシュ……。 不可解ながらも情報を整理してみる。 青銅のギーシュという行商人が毒入りの食べ物を売っている? 他人を殴ってまわる青銅のギーシュという通り魔がいる? 青銅のギーシュと名乗るテロリストが学園内に爆弾を設置した? 魔法による学園の支配を目論むその男の名は青銅のギーシュ? どれも不自然極まりない。 「コイツハ謎と犯罪の匂いがしてきやがっタ」 ドラゴンズ・ドリームは探知の輪を広げていく。 一人、二人、三人、四人、そして五人目。そこにその男はいた。 邪悪のカリスマ的存在偉丈夫を予想していたが、 級友達に囲まれ装飾過剰な恋愛遍歴を語るその少年は、 見た目だけが取り柄という軽佻浮薄な小僧でしかなかった。 だがドラゴンズ・ドリームはだまされない。 悪いやつほど平凡な仮面をつけているものだ。 先ほどの泥棒――フーケ――もそうだった。 邪まな野望を胸に秘めたケンゾージジイへの周囲の評価は「自分の小便を飲む阿呆」だった。 さて、青銅のギーシュ。 アンラッキーアイテムは食堂のテーブル。 アンラッキーパーソンは微熱のキュルケ。 「ナルホドな……読めてきタゼ」 風水とは無数の情報を基にして真実に近づこうとする行為である。 今までのドラゴンズ・ドリームは知的労働を本体に任せきりだったが、 やってやろうと思えば情報の分析程度、風水よりもはるかに容易い。 「悪党のギーシュが皆をマキコんで悪いことシヨウトするガ キュルケに野望を砕かれル……ツマリはコーいうことダな」 平和な学園という仮面を取り去ってみれば、 そこには水族館もかくやという権謀術数の園があった。 「一触即発危機一髪ッテか。青銅のギーシュ……悪い野郎がいたもんダゼ」 近寄らないようルイズに忠告しておこうと決めた。 どうせ聞こえはしないのだろうが。
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第五話 ギーシュが来る! 只今朝食の時間。 けれどもギーシュとフー・ファイターズの決闘があると聞いて、朝食の時間にも関わらず、広場に人だかりができている。 「ほら、タバサも見に行きましょうよ~。」 「面倒臭い。」 第一話以降久しぶりの登場のキュルケと、相方のような存在の水色の短髪の少女・タバサも観戦しにきていた。 マリコルヌやモンモランシー、その他大勢もいる。 「よくきたな。覚悟はできているんだろうな。僕はできてる。」 ギーシュがフー・ファイターズに向けて言う。 「どうやらおとなしく話を聞く気はないらしいな。仕方がないが、ひとまず黙らせてやろう。そうすれば話を聞く気になるだろう。」 フー・ファイターズが返すが、それに対して更にギーシュが返す。 「よくもいけしゃあしゃあと!行け、ワルキューレ!」 ギーシュが造花の薔薇の花弁から、青銅のゴーレム・ワルキューレを2体つくりだした。 観戦している生徒たちが熱狂する。大盛り上がりだ。 しかしその中、キュルケは気が変わったようで観戦せずに去って行った。 「タバサ、ちょっと忘れ『男(モノ)』したから取りに行ってくるわ。結果報告宜しく!」 そう言い残して。 戦闘が開始して、ワルキューレはフー・ファイターズを挟んだかたちでスピアで突き刺した。 その様子に相変わらず観戦している生徒たちは馬鹿騒ぎをしているが、ギーシュは冷静だった。 「やはりなんともない様だな。」 ギーシュは理解していた。召喚の儀式の日に召喚されてきたそいうを観ていたからだ。 (『見る』んじゃあなく『観る』んだ!以前誰かにそう教えてもらった気がする。) だからギーシュは他の生徒の使い魔も几帳面に『観』ていた。 そして、フー・ファイターズが形を成していくのを観て、スライム状の何かであろうと判断した。 正確には間違っているが、その判断は強ち間違っているとはいえない。 突き刺す、殴るといった類の攻撃は、フー・ファイターズには無意味だということに違いはないからだ。 「だから!跡形もなく、粉みじんに切り刻んでぶちまけてやる!」 ワルキューレは突き刺したスピアを思いっきり横に振る。それによりフー・ファイターズは真っ二つになった。 「くたばりやがれ、使い魔!」 そこに追加攻撃を加えようとする。しかしワルキューレの攻撃は空を切った。 なぜなら!フー・ファイターズは自らの上半身を弾丸のように飛ばし、ギーシュのほうに向かって行っていたからだ。 「うおおぉぉぉぉぉ!」 あせったギーシュは魔法で青銅を飛ばすが、空しくフー・ファイターズに取り込まれる。 そしてギーシュの所に到達した。 「お前がスタンド能力を発動させるキーはその杖みたいだな。これで終わりだ。」 持っている杖が落とされ、ギーシュはフー・ファイターズ(上半身)に首をつかまれた。 「あぁ、終わりだ。但し君のほうだがね。」 不敵な笑みを浮かべてギーシュが声を出す。 「僕の勝ちだッ!」 (何を馬鹿な。) そう思ったとき、フー・ファイターズの体が徐々になくなっていく。 「な、何だってェェェェ!」 否!吸われているのだ!水分を! 「君が水分を必要としていたのは調査済みだよ。だからッ!君の取り込んだ青銅を、『砂に変えた』。水分をよぉーく吸い取るカラカラに乾いた砂の塊にね。」 バァァーーーーz______ンンンッ!! 「青銅を飛ばしたのは攻撃するためじゃあないのさ。『取り込んでもらう為』に飛ばしたんだ。」 ギーシュは敗者に説明する。 (杖は落としたはずなのに…) フー・ファイターズは思った。 「今君は『なぜ、杖を落としたはずなのに』と、思っているだろう。」 よく見るとなぜかギーシュが杖を持っていた。 (どうして落としたはずの杖を持っているんだ。おかしい。太陽が西から昇ってくるくらいありえないッ!) まるでギーシュはフー・ファイターズの心の中を読んでいるように答える。 「あれはッ!君が落とした杖はッ!君が傷つけたケティの杖だァッ!!」 そして続ける。 「地獄で詫びろ!ケティにな!!」 (やった。漸く勝った!ケティ、パラレルワールドのみんな、終わったよ。) 自然と心の中でその言葉が浮かんできた。 フー・ファイターズ上半身が消滅していった。上半身が。更に駄目押しでもう一度言うと上半身が…。 ギーシュは勝利を確信していた。つまり油断していた。 当然である。こういう認識が無意識の内にあったからだ。 (遂に倒したのだ。全てのギーシュにおいての共通の試練、ゼロの使い魔をやっつけたのだ。) と。 ほっとするには十分だった。 だから、観戦者の声に気が付かなかった。 「おい、使い魔の下半身が動き出しているぞ。」 「走り出したッ!」 「おい、ギーシュ!後ろ後ろ!」 ギーシュが気が付いたときには既に遅かった。 「へ?」 跳び蹴りがギーシュにあたる。そしてすごい力でマウントポジションをとられ、触手状になった体の一部にしっかりと固定される。 そして顔の形を成し、どっかで聞いたことがあるような決め台詞を言う。 「相手が勝ち誇ったとき、既にそいつはもう敗北している。」 更に続ける。 「お前が上半身を狙ってくるのはわかっていた。だから本体を下半身に移したッ!」 現在の状況を理解し、打ち勝つすべが思い浮かばず、ギーシュは悔し涙を流した。 そのときギーシュを呼ぶ声がした。 「ギーシュ様…。」 「ケ、ケティ。」 目が覚めてから決闘の話を聞き、医務室のメイジに肩を借りて急いでやって来たのだ。 「ごめんよケティ。君の尊厳を守ることができなかった…。」 そこでケティが悲しそうな表情で口を挿む。 「ギーシュ様、話を聞いて下さい…。」 ~~赫々然々でキングクリムゾン~~ 「…そうだったのか。すまなかった、えぇとフー・ファイターズ君。勘違いしてしまって…。あわせる顔がない。」 詫びを入れたギーシュを、フー・ファイターズは受け止める。 そして観戦者の生徒達が、決闘が終わったので授業に向かおうと一息ついた瞬間だった。 広場の端にある塀の方から大量の石飛礫が勢いよく飛んできて数名の生徒に命中する。 最近の『スレ』の傾向から100%マリコルヌには命中したのは言うまでもないことだが…。 そしてお約束でケティのほうにも飛んできた。 だが、咄嗟に庇ったギーシュに全弾命中する。ギーシュはチーズのような無数の穴を空けてピクリとも動かない。 フー・ファイターズが飛んできた方向を見ると、人影らしきものが見えたがすぐに消えてしまった。 しかし今は追いかけるよりギーシュの手当てが先決である。 治療室のメイジに目をやるフー・ファイターズ。 しかし手の付けようのない大怪我に彼女は絶望していた。ケティも泣き崩れている。 「誰か、水を急いで出してくれ!応急措置をする!」 ほとんどの水のメイジが諦めきってしまって動こうとしない、そのとき! 「私に任せて!」 という声が聞こえた。横を見るとロール髪の少女が立っていた。 「水があればいいのね?」 「あぁ。」 ロール髪の質問に返答したと同時に、ロール髪は呪文を唱えて水を出した。 その水の力で分裂したフー・ファイターズは、ギーシュに空いた無数の穴を埋める。 「これで出血多量はなくなった。それに穴も完全とはいえないが塞がった。あとは治癒の魔法をかけるだけだ。」 この言葉を合図に、ロール髪は雑念を一切排除して治癒の魔法をかけていく。 他の生徒達はギーシュほどの怪我ではないにせよ重軽傷を負っていたので、駆けつけた治癒の魔法を使えるメイジ達にそれぞれ治療をしてもらう。 そしてこの日、医務室は混み合い、授業は中止になり、生徒は自室待機となった。 その頃、ルイズはというと… 「…ジョータローは……私のことが…好きみたいね……。…ざまあみなさい…キュルケ………。今は貧乳の…時代…なのよ……。」 という感じでパラレルワールドの夢をみていた。 フー・ファイターズ スタンド『フー・ファイターズ』…水により復活。 ギーシュ・ド・グラモン 二つ名『青銅』…重傷。治療により数日で復帰できそう。 マリコルヌ・ド・グランドプレ 二つ名『風上』…軽傷。次の出番は未定。 ケティ・ド・ラ・ロッタ 二つ名『燠火』…骨折の治療中。 モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ 二つ名『香水』…このあとギーシュに付きっ切りで看病し、目が覚めたばかりのギーシュにケティのことを問い詰める。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 二つ名『ゼロ』…夢に関しては全く覚えていなかった。 タバサ 二つ名『雪風』…無傷だった。 to be continued…
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第四話 ギーシュ君の運命 前編 あーた~らしーいあーさが来たッきぼーのあーさーだ。 はいよっこらしょっと。 僕はベットから立ち上がり鏡を手のとる。今日もいい男だ。僕ほど薔薇が似合う男もそうそう いない。否ッ!僕以外にはいないィィ~~♪ なぜか上機嫌なギーシュ君。鼻歌交じりに支度を済ませ朝食に向かう。 「おはよう僕のモンモランシー。今日も君は一段と美しいねぇ…食堂までご一緒してもいいかい?」 「…………フン」 あれ?怒ってる?なんで怒ってるんだい。生理? 「何を怒ってるんだいモンモランシー。君の美しい顔が台無しじゃあないか」 「…アナタ。昨日何したか覚えてないの?」 「昨日?昨日は確か…何もなかったと思うよモンモランシー」 「フ~ン…それじゃアナタが私とケティに二股かけてたことがバレている事も忘れてるわけねえぇ…」 そ、そんなに怖い声で言わないでおくれモンモランシー。ってなんでバレタァ!?昨日は 確か酔っ払って。ルイズに暴力をふるって……ルイズに暴力?馬鹿な。僕は紳士さ。女性に暴力なんてとんでもない。 「アンタ。昨日のヘビに噛まれたことまで忘れたんじゃないでしょうね。」 ヘビ…ヘビだって!? ヘビというキーワードで頭の中の記憶が鮮明にフラッシュバックしていく。 僕は昨日の朝に酔っ払った勢いでルイズに暴行し、そのルイズの使い魔の平民に皿を投げつけられて かつ決闘を挑み挑む前にアソコにヘビを喰らってあえなく敗北しました♪ヤッベ冷汗出てきた。 ああ、そうかッ!その時の香水のせいで二股ばれたんだっけ。あっはっは。やだなぼくったら~。 「思い出したようねぇ。じゃあ今からアナタがすることを言いなさい。ちなみに間違ったら殺すわよ。」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ! DIO様も真っ青なこの迫力ッ!黄金のオーラがギュインギュインいってるッ! なんていうことだ。モンモランシーは殺すといったら殺す。スゴ味があるッ!ヤ、ヤバイ 「モ、モンモランシー。あ。あの… ル、ルイズにちゃんと謝ります…」 モンモランシーの目が今赤く光ったッ!気のせいじゃないよねっ!? 「それだけぇ?なんか物凄く大事なもの忘れてないかしらぁ。」 だがグラモン家に伝わる戦い方(正確にはギーシュにだけ)をモンモランシーは知らない。それは『土下座』! 「ゆるしてくださいあぁーいッモンモランシー様ーーーーーーーッ!改心しますひれ伏します 靴もなめます悪いことしましたァ!殴っても蹴ってもいいですゥ!でも!命だけが助けて くださいイイイイイィいいいい!!モンモランシー様~~~~~~」 やれやれ。土下座しながらここまで言われるとさすがに罪悪感沸くわよ。まったく。 「ギーシュ。顔を上げて。」 「は、はひぃ!」 涙まで流しているギーシュを抱き寄せて 「ギーシュ。あなたは昨日貴族としてやってはいけないことをしたわ。最低の行為よ。 でもね、アナタが昨日あの平民にやられて死に掛けた時ホントに心配したんだから。もう二度とあんなこと はしないで。それに浮気ももうしないこと。浮気分かった時悲しかったんだから。」 「モンモランシー……」 昨日ルイズを君も散々責めていなかったかい? この言葉は口に出さずしまっておこう。今言ったらまたキレるだろう。 「ありがとう。浮気なんてもうしないよ。モンモランシー…」 「ギーシュ……」 食堂前の通路で二人だけの世界を作っている。しかしこのカップル。ノリノリである。 ルイズは上機嫌だった。 昨日の事件もあって影でボソボソ言われてるもの表だって ルイズのことを馬鹿にするものはいない。もちろん昨日の朝食のギーシュ事件の せいである。その時からジョルノの事をタダの平民だと思う者はいなくなった。 ルイズが呼んだのは先住魔法を使う蛇使い。悪魔。魔人。いろいろな憶測がた飛び交い ジョルノは影でそんな風に呼ばれていた。ルイズを馬鹿にするとあの男が毒蛇を呼んでくる。 ジョルノ自身はルイズが馬鹿にされたぐらいではなんとも思ったりなどはしないのだが。 とまあこんな感じのうわさのせいで平民?が貴族用食堂で食事しているのを咎める者はいなかった。 「ダーリンッ。アーンしてぇ~」 「一人で食べれます。邪魔ですよ」 「つれないわねぇ。そんな所がまたソソるわぁ。」 「ちょっとキュルケ!嫌がってるでしょ!やめなさい」 ルイズとキュルケがギャアギャア言ってる所に昨日の酔っ払い。あのギーシュという少年がやってきた。何のつもりだ? 「ルイズ。後で話したいことがあるんだ。その、授業前にちょっといいかな。」 「……何のつもりよ。私正直に言えばあなたの顔も見たくないんだけど。」 「怒る気持ちはもっともだ。でも、僕は君に謝りたい。」 コイツは昨日こんな性格だったか?やはりルイズに暴行したのは泥酔したせいらしい。別人だな。 「……わかったわ。後でね。」 「ありがとう…ルイズ。」 それだけ言うとギーシュは食堂を出て行った。しぶしぶ承諾したようだ。この場で殴ってやればいいのに。 「ルイズ。この場で謝罪させればよかったのでは?」 「アイツにもメンツがあるわ。それに反省しているみたいだしいいわよ。」 あそこまでやっておいてもはやメンツなんてないと思うけどな。 まあいい。もうちょっと食事を楽しもう。 「あら?ダーリンワインが飲みたいの?お酌してあげるぅ。」 「どうも。でも次からは結構です」 「キュルケ!いい加減にしなさいよッ」 食事を済ませたルイズはギーシュのいる廊下に来ていた。 「で、話って何?昨日のことならアンタがジョルノに土下座して謝った事聞いたわよ。」 「それでも、それでも直接僕は君に謝りたいんだ…僕は女性に。暴力を振るってしまった…」 その様子を廊下の端っこから二人を覗く影が三人。ジョルノとキュルケとモンモランシーだ。 「なんだかんだでダーリンも心配なんじゃないのぉ」 「それはアナタもですよキュルケ。ところでそこのロールケーキはギーシュの彼女ですか?」 「ロールケーキじゃないッ!!モンモランシーだ!オンモランシーでもモンモラシーでもないッ!」 そんなことまで聞いちゃいない。おや。ギーシュが土下座を始めたみたいだ。 「ルイズ!僕は最低なことをしてしまったんだッ!だから僕を……僕を!」 「僕を………踏んで来ださい…」 「「「「え?」」」」 to be continued
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私は夢を見ていた。 (むーーーーー?) バヂッ、と頭の一部分がショートした音を聞きながら。 何か大切なものを失い、その部分に別の物が入ってくるような、何か奇妙な感覚が起こる しかし、夢の中の視覚のない私には認識する術が無い、目の前には広がる闇だけが見えていた。 だが行動はしているのが分かる。それは自分の目でも耳でも舌でもなく、もっと別の何かによってされてるような。本当に奇妙な感覚。 そして、声が聞こえた。それは男達の叫び声。 野太く粗暴な音は、神に祈り、運命の理不尽さを呪い、親兄弟に助けを求める。 断末魔のように、慟哭のように。 パチッ ようやく、視界が開いた。 私はまず目を疑ったが、気を取り直すともう一度それを直視してみる。 ―――視界には男達の生首がずらりと並んでいた。 全てが同じ顔。恐怖と絶望に歪んだままで絶命している。 何故か私は恐怖を感じなかった、ただ「殺されて当たり前」と凍りつくような確信が頭に浮かんでくる その死体達の中央。 剣でも槍でも無い、見た事の無い武器で武装している首の無い男達で積まれた山の上――― そこに、居た. 「―――」 死体の体を啄ば、ゼラチン質たっぷりの眼球を刳り貫いて飲み込みながら『――――――』は象徴として降臨していた。 食事を終えると前を見た。 視線を遠くに向けて。 何を考えているのか?―――私には分かっている。 「――――!」 突然叫ぶと一気に飛び上がった。 何をする気なんだろうか?―――私には分かっている 視線の先には逃走者。 多分、『――――――』に殺されるのを免れた最後の生き残りなんだろう 『――――――』の声を聞いた逃走者の顔が恐怖に歪むのがはっきりと分かった。 その逃走者の持っていた鉄の筒が火を吹く。魔法の杖?メイジなのかしら? バゴォンッ! 轟音と共に『――――――』が爆発に包まれ、辺りは黒煙で満たされる。 だけど、逃走者の反撃は無意味だった。 ドギャァァァァン!! 黒煙の中から冷たい氷と共に現れた『――――――』が繰り出した攻撃は、哀れな最後の生き残りの体を挽肉に変化させる。 眼球、内臓、体の中にある物全てが飛び出した惨たらしい血の惨劇。なのに何故なんだろう? 人を殺すと言う禁忌への嫌悪は、私の中に沸いて来なかった。何かをやり遂げたと言う感慨さえも浮いてこない。 ただ、そこにあるのは冷たい意思と漆黒の殺意だけ。 パチパチパチパチパチパチパチパチ 何処かから拍手の音が聞こえた。 優れた演劇を賞賛するかのような場違いな音。 「フフフ・・・・・・素晴らしいぞ『――――――』」 出てきたのは一人の男だ。 艶めくブロンドの髪と、人間の限界を突き詰めたような均整の取れた肉体。 顔は何かの影が付いているかのように黒く覆われており判然しないが、それでも美しいだろうと確信。 振り向いた男の首に縫ったような痕があるのが分かった、その部分だけが唯一その男の魅力を損なっていると感じる。 (・・・・・・・・・・・・) しかし・・・何故かしら?あの男を見ると涌き出てくるこの感情は? 安心、恐怖、歓喜。相反する感情が同時に出てくる。 あの男のためなら殺人さえも喜んで出来るかもしれない、何て狂った思考まで浮かぶ。 そこで私は気付いた。 (!?) あの男に見られている! これは夢―――夢のはず、私の頭が作り出した空想の世界のはず。なのに 男は手で顔を隠しながら私に指を突き付ける。 「貴様!見ているな!?」 その言葉に私が何かをするよりも早く―――――目の前に突然一本のナイフが現れた。 超スピードで投げられたのか、催眠術で誤魔化されたのか分からないけど 体の感覚が無い私では避ける事が出来ず――― ゴシカァン! 頭の中でとてつもない破裂音が響き。 『――――――』の名前を思い出した瞬間。 私、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの意識は覚醒した。
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2-335モンモンギーシュ 10-306ギーシュとモンモランシー 12-365青銅と香水と聖女の日 13-154使い魔体験アンビリーバボー 13-312モンモンメイドになる。の巻
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第3話 決闘!?青銅のギーシュ 悪夢だわ…あのキュルケにあんな…あんな弱みを握られるなんて。 よりによって粗相をしたことがバレるなんてヴァリエール家の恥だわっ! 生き恥よっ!恥ずかしくて…死にたい… あれもこれもすべてすべーーて!あの犬が悪いんだわっ!あのコロネ頭ッ! アレが夢のわけないじゃないっ!しかもご主人様に向かって ーーーいい年して情けないですねルイズ。プライドはないのですか? ーーー塗れた下着では気持ちが悪いですからね。さあルイズちゃんバンザーイしてください。 とか馬鹿にしてぇぇぇぇ! 見てらっしゃい!これからちゃんと仕返ししてやるんだからっ! 食堂で貴族の何たるかをみっちり叩き込んでやるわっ!! どうやってヘビを出したかなんてすっかり頭になかったルイズであった。 「ほう…ここはすごい場所ですね」 「感謝なさいっ!ここは貴族しか入れない食堂なんだからね。使い魔が入れる場所じゃないんだから」 無駄に豪華な内装。金持ちのマンモーニどもが喜びそうだ。 「このトリステイン魔法学園は魔法だけじゃなく貴族のマナーもしっかり学べるのよ。 平民のアンタには理解できないでしょうけどねっ!」 ジョルノはまったく聞いていなかったのだがルイズにはその顔がここの雰囲気に圧倒されているように 見えたらしく調子にのっていろいろくっちゃべっている。 かまう必要はないな。 「あ、コラアンタどこいくのよっ!アンタの食事まだきてないでしょ!」 「一ヶ月食事抜きといったのはアナタですよ。ルイズ」 ワスレテタマシタ。ここで期待させてまずそうな食事を出してがっかりさせるショボイ作戦は終わった… ジョルノはさっさとどこかに行ってしまった。 「何よ何よっ。後でほしくなったってあげないんだからっ!」 忘れた私が悪いと思うけど… 「ゼロのルイズが自分の使い魔に馬鹿にされてるぜ。」 「ルイズといると平民臭がうつるからあっちいきましょ。魔法が使えなくなっちゃうわ」 「許可しないィィィィ!ゼロのルイズが近づくことは許可しないィィィーー!」 聞くと飛びたくなるような冷やかし。平民臭ってなによっ! 私は貴族よ!みんなしてゼロゼロゼロって私はゼロなんかじゃないもんっ! でも魔法が使えないなら私に平民との違いなんてあるのかな…… そんなションボリするルイズを見てキュルケはやれやれね。としぶしぶルイズの隣に座ってあげた。 「一人であーんまりにも惨めだから隣に座ってあげるわ。ルイズ」 「なによっ!そ、そんな余計な気遣いなんて……い、いらないんだからっ。」 この子はホント素直じゃないわね。 フフッ 一方その頃ジョルノは 「おう!どうしたジョルノ。悪いが今忙しいから用があるなら後にしてくれねーか」 「いえ、朝の食事のお礼にと手伝いにきたのですができることはありますか?マルトーさん」 「オイオイ。アレはお前さんの祝杯だってのに。ホント律儀なヤツだなァ!ハッハッハ!」 ジョルノはただあのやかましいご主人から離れたいだけだったのだが朝の事もありここに来て 「じゃあ料理運ぶの手伝ってくれ。シエスタがオマエさんのお祝いで寝込んじまったからなあ!」 来た事を少しだけ後悔した。 「ほらルイズ。元気だしなさいよ。」 「落ち込んでなんかいないわよ。コラ頭撫でるなっ!」 ねこを飼うってこんな気分かしら。 何をやってんだろう。ジョルノに貴族の 何たるかを叩き込むんじゃなかったの?情けなくて死ぬそう… 「ほらほらルイズ。食事が運ばれてきたわよ。ウェイターが 運んでき……ってアナタはルイズの?」 「置きにくいんでじっとしてもらえますか?」 「あ、はい……」 な、なんて冷たい眼をするのこの平民は…反論する気も起きなかったわ。 「ルイズ。あなたもじっとしていて下さい。置きにくいですから」 「フンッ!ってなんでアンタが料理運んでんのよ!さっきの話はまだ 終わってないのよ。あ、こら無視するなぁ!」 ジョルノはルイズをスルーすると他の生徒にも配り始めた。 やれやれ。こんなことは二度としたくないな。 苦学生だったジョルノはアルバイトでウェイターもやった事はあるしこの程度の作業は 苦にはならなかった。だが気に食わない。ここの雰囲気が気に食わない。 周りの生徒達の顔がまず気に食わない。傲慢そうな顔をしている 奴らばかりだ。すごい髪型の女性もいるな。ロール? といってもジョルノが主に見ていたのはマルコルヌとペイジ、プラント、ジョーンズ、ボーンナム の血管針攻撃同盟の方々だが。そこにルイズの近くの席で朝っぱらから泥酔している自分と 同じ金髪の男を見た。顔立ちは整っている。胸に刺した薔薇が似合わなくセンスは皆無のようだ。 「ギーシュ。お前今誰と付き合ってんだ?教えてくれよ」 「誰が恋人お前の恋人なんだ?ギーシュ」 「付き合う?僕に特定の女性などいないさ。薔薇は多くの 女性を楽しませるために咲くのだからねっ!」 笑いながらギーシュと呼ばれた少年はワインをラッパ飲みしてた。 「おいおい飲みすぎだぜギーシュ。虚無の曜日だからって」 「ブワッハッハ!!!いいじゃあないかあジョージィィ」 「アイツなにやってるのかしら。朝っぱらからアホねえ」 「そうね。ハア…」 なんであんなアホが魔法使えて私が使えないんだろ。不条理だわ。 「あら。どこ行くの?ルイズ」 「おトイレ…」 ルイズは食堂を出ようとしてギーシュ達が馬鹿騒ぎしている横を通り過ぎようとした時だった。 ルイズはギーシュの座っているイスに足を引っ掛けてこけそうになった時にギーシュを掴んで ガタンッ ギーシュもろとも倒れてしまった。 「いてて…、君はゼロのルイズ!気をつけたまえ!!怪我するところじゃないかァァ!!!」 「うるさいわね!そんなにイスを後ろまで出しているあんたが悪いのよ!このアホ!、スケコマシ」 「なんだと…ゼロのルイズが…魔法も使えない平民となんら変わらないおちこぼれが……」 「よくもこのギーシュ・ド・グラモンを侮辱したなァああっーーーーー!!!!」 ギーシュは酔った勢いでキレてそのままルイズの頭を掴み地面に引きずり倒すと なんとッ!ルイズのお腹をおもいきり踏みつけたッ!! 「痛いッ!やめて!やめてぇ!」 普段のギーシュなら女性に暴力を振るうことなどありえない。 だが大量のアルコールのせいでギーシュは歯止めが利かなくなっていた。 周りの生徒もみな泥酔状態らしくルイズを止めるどころか調子に乗って 「ゼロのルイズのくせにでしゃばるからだ!自業自得だぜ。」 「普段から魔法も使えないくせに生意気なのよあんたは!」 「平民になったほうがいいんじゃないのか?平民のルイズゥ!」 アッハッハと爆笑しながらルイズをはやしたてる。誰一人として助けようとはしなかった。 「蹴り殺してやるッ!このド畜生がァーーーーッ!!」 「ちょ、タバサ!ちょっときて。止めるわよアイツを!」 さすがにやり過ぎてるギーシュを止めるため タバサと呼ばれた少女は小さくうなずくとキュルケと一緒にぶん殴って止めに入ろうとした。。 その時だった! 「ゴールド・エクスペリエンスッ!」 ズギャーーーーン!! その声とともにギーシュの顔に高速で飛んできた皿が顔に直撃したッ! 「ヤッダーバァアァァァァアアアアアッ!!!」 直撃したギーシュの顔は鼻血が飛び散り皿の破片は顔のいたるところに刺さっている。 「こちらのほうがよっぽどハンサムですね。」 「きさみゃ…へいミんがぁ…ヘイミんふじぇいが僕ににゃにするだぁーーーーッ!」 歯と鼻が折れているのだろう。まともにしゃべることもできないようだ。 「大丈夫!?ギーシュ!」 「だいひょうぶだよ。もんもらんひーぼきゅはだいひょうぶ。」 「ちょっとアンタ!私のギーシュにこんなことしてタダで済むと思ってないでしょうねッ!」 「タダでは済ませるつもりはありませんよ。僕のご主人様にあそこまでやってこのまま逃がすわけないでしょう」 「えらいことになったわね。タバサ。」 「朝から迷惑。」 自業自得だろう。だがあのジョルノという平民がここまでするとは。 だけど貴族相手にあんなことをしたら殺されてしまう。 「やひゃりへいみぃんはげれちゅだな!」 「タダでは済まさないわよ!平民ッ」 「あなたに用はないですよ。そのロールケーキみたいな髪の方引っ込んでてもらえますかね?」 「ロ、ロールケーキ!?平民の癖に…私まで馬鹿にしてェェェ!!ブッ殺す!!」 「まちゅんだモンもらんしー」 「ギーシュ!?止めないで!平民がでしゃばったのよっ!許せないわ!」 「わかってぇるしゃもんもらんしぃー!だかりゃ僕はこのひぇいみんに決闘をもうしこみゅ!」 「決闘ですって?」 「ひぇいみんとのけっとょうは禁止しゃれえてにゃいよモンもりゃンしぃー。そこでこにょ下郎に 礼儀というもにょを叩き込んでやるのしゃ。」 どうやら決闘という形で僕に仕返ししたいらしい。それよりまず人語をしゃべれ人語を。 あの後どうなったっけ? 体中痛い…頭がガンガンする。まだ続いてるのかな… 散々ギーシュに踏まれて蹴られて…誰も助けてくれなかった。 誰か言ってた。平民のルイズって。もしかして私は貴族の子じゃないのかな それともただのできそこない。平民とまったく変わらない。ゼロのルイズ。 蹴られている内にこのまま死んじゃってもいいような気がしてきた。 使い魔にも馬鹿にされるし。もう、どうでもいい… 不意にギーシュの蹴りが止まった。 そしてそこには顔を血まみれにしてもがいてるギーシュがいた。 え?一体誰が。 ジョルノ。アンタが助けてくれたの? 「こちらのほうがよっぽどハンサムですね。」 涙が止まらない。痛みからか。自分でもよくわからない。 でもジョルノは。私の使い魔は私を助けてくれた。 「タダでは済ませるつもりはありませんよ。僕のご主人様にあそこまでやってこのまま逃がすわけないでしょう」 僕のご主人様…私のことをご主人様っていってくれた。あの犬。ご飯抜きはなしにしてあげようかしら。 「…イズ…ルイズ!」 「だれ?」 「よかったルイズ。気がついて。心配したのよもう!!」 キュルケは私を抱きしめながら安堵した表情を浮かべていた。 ここは…学園の医務室 「ジョルノ…ジョルノはどうなったの?キュルケ」 「ジョルノ。すごかったわよ。」 「アイツは無事なのキュルケ!?」 「大丈夫よ!今はどこにいるかわからないけど。」 よかった。ジョルノが無事なんだ。 「あなたにも見せてあげたかったわ~ギーシュの情けない顔」 あの後。何がどうなったかキュルケはとてもとても楽しそうに話してくれた。 「きゃきゅごしろよひぇいみん!しんじぇももんくわにゃいな!」 「文句はありませんが。ひとつ尋ねたいことがあります。なぜルイズをあそこまで痛めつけたのですか?」 「じぇろのるいじゅのくせにこのぼくを馬鹿にしたかりゃだ!魔法もチュかえなくしぇに!」 この理由であそこまで。女の子にあそこまでやれるのか。なるほどどうしようもなく腐っているらしい。 「あそこまでやったということはやり返されても仕方がないという『覚悟』をしてきていますよね? 自分も同じ目にあっても仕方がない『覚悟』をしている人ですよね。」 「にゃにわけのわきゃらないこといってりゅんだ!広場はこっちだ。ちゅいてこい!」 「わかりました。後コレアナタが倒れたときに落とした香水です。返しますよ。」 「フンッ」 ジョルノはギーシュが落とした香水を投げつけて その香水がギーシュの手に渡ることはなかった。 あれ?モンモランシーからもらった香水はどこに… ん。へ、ヘビィィィ!? 「な、にゃンジャこりゃぁぁぁ!!」 ジョルノが投げた香水は途中でヘビに変化してなんとヘビはギーシュの股間に噛み付いたッ! 「ぎゃあアアアアアア!!ぼ、ぼきゅのあしょこにヘ、ヘビがぁぁぁぁ!!」 きしゃまぁぁ!決闘をみゃえにふいうちかぁぁ!」 「いたぶるだけのの決闘を考えてたくせに。無駄なことを考える。それに自分を知れ。何もしないと思ったのか? お前みたいな人間に。お前を噛んだヘビはタイガースネークと呼ばれる毒蛇だ。 人の致死量は0,6mg一回に注入される毒の量は26.2mgだ。血清を打たなければ通常2.3時間で死亡する。だがお前は アルコールが極度に回っているから一時間も持つまい。せいぜい苦しんで死ぬんだな。」 「しょ、しょんな!だれきゃたすきぇて!」 「だがここで選ばせてやろう。ここで死ぬかそれともルイズに「ぼくがすべて悪かったですゥゥゥゥ! 許しておくんなましィィィィ!ルイズ様ぁぁぁ!!!」と泣き叫びながら土下座して言うか。お好きなほうを。」 ルイズはギーシュにやられたからか。気絶してしまっている。だがそんなのは関係ない。 朝食中の惨事を引き起こしたのはルイズが原因かもしれないが明らかに度を越している。許すわけにはいかない。 今ここで謝らせる必要があるッ!彼女の『名誉』のためだ。この事は後で伝えればいい。 あの平民は何の魔法を使ったんだ?香水がヘビになるなんて。 いや第一杖を持っていない。先住魔法か? 周りで見ていた生徒はこんなことを思っていただろう。 「タ、タバサ。今何を使ったかわかる?」 「わからない。見当もつかない。」 「アンタギーシュに何の魔法使ったのよッ!」 「何かしたのはヘビでしょう?さあギーシュ。早くしないと局部が壊死する可能性もありますよ。ご決断を」 プライドか命か。普段の彼ならともかく泥酔してる彼には選択はひとつ。 「………わきゃった。ぼきゅが……ぼくがすべて悪かったですゥゥゥゥ!許しておくんなましィィィィ!ルイズ様ぁぁぁ!!」 地面に頭突きをかますような勢いでギーシュは土下座しながら泣き叫んだ。 ジョルノはヘビを掴み上げるとゴールド・エクスペリエンスで血清を作り上げ ギーシュに叩き込んだッ!! 「ぐほォォアァ!!」 「約束は守りますよ。ギーシュ。」 「よくも…よくもギーシュをッ!許さない!!ってギーシュにさわるな!」 「気絶しているだけです。血清を打ったから死にはしませんよ。」 ジョルノが顔の皿の破片に手を触れて… 手をどけた時にはなんとめちゃくちゃになっていた顔が元に戻っていた。 「モ、モンモランシー…」 「ギーシュ。ヨカッタ…よかったァ…」 周りから見れば何がなんだか分からなかっただろう。手を乗せたらギーシュの顔が元通りになっていた のだから。ここまで即効性のある魔法はない。では一体何を使ったのだろう。誰にも分からなかった。 物から生き物を作り出して傷を即座に治す魔法。人間の使える魔法? 「二度目はないですよ。ギーシュ」 そういい残すとジョルノはルイズを抱えて食堂から出て行った。 「~ってことよ。あの時アンタに土下座しているギーシュったら スゴイ顔してたわ。一回死んだって顔ねあれ。」 ルイズは呆けるようにその話を聞いていた。 アイツまたヘビを…まさかヘビを操る魔法を使うの? でも怪我を治したって。何がなんだかわからないわ。 「気がついたようですね。ルイズ」 「ジョ、ジョルノ?いつからいたのよ。」 「たった今です。もう体の痛みはないみたいですね。」 「ルイズ。アナタの怪我を治療もジョルノがしたのよ~感謝しなさい。」 「え?ほ、ホントなの?」 「別に嘘をついてメリットのある話には思えませんが」 「う、うるさいわねぇぇ!ご主人様を助けるのは使い魔の役目でしょ! でも……ありがとう。」 「プレーゴ(どういたしまして)」 「ふふ、タダの意地悪な人じゃないようねぇアナタ。気に入ったわ~! よく見るとカッコイイじゃない。こんな貧乳娘の使い魔なんてやめてアタシの使い魔に なりなさいよ~。是非そうしなさいな。」 「考えておきます。」 「考えるな!アンタはキッパリと断りなさいよ!犬ゥ!」 「ここまでしゃべれるならもう問題ないでしょう。もう眠る時間です。寝る準備をして下さい。」 「そおよ。小娘はもう寝る時間なのよ~。さあ私達は夜を楽しみましょ♪ダーリン」 「僕も眠いですしもう寝ますよ。それにご主人様が噛み付くような勢いで見てますから。」 「あ~ら。つれないわねぇ。それじゃおやすみなさいお二人さん。 眠れないな。疲れているはずなのだが。 「ねえ…ジョルノまだ起きてる?」 「起きてますよ。どうしましたか?」 「なんでその、私を助けてくれたの?」 「使い魔は助けるのが役目と先ほど言っていたじゃないですか」 「ごまかさないで。答えなさい。」 「…タダの気まぐれです。」 ホントは違う。僕は幼い頃いじめられ虐待されながら育った。あのまま行けばは真っ当な人生は 送れなかっただろう。あの人に助けてもらわなければ今の自分はなかった。ルイズが 昔の僕にかぶって見えた。それだけですよ。ルイズ。 「ルイズ?」 返事はない。ただのしかばねのようだ。 「眠りましたか。やれやれ。僕ももう眠ろう。おやすみルイズ」 ジョルノはもう寝たかな。寝息が聞こえる。 寝てるみたいね。 ルイズは気絶という形にせよさっき医務室で眠りっぱなしだったため眠気はなかった。 寝たふりをしていただけ。特に意味はない。と思う。 不思議な奴。最初はただのいじわるな奴かと思ったけど。やさしい所もあるのね。 それに不意打ちにせよあのギーシュに勝ったんだから。タダの平民なんかじゃない。私の使い魔。 ルイズはのっそりとベットから立ち上がると下の藁で寝ているジョルノに毛布をかけてあげた。 早朝ジョルノは寒さで起きることはなかった。 余談だがギーシュはあの後投げた香水のせいでケティとモンモランシーの 二股がバレてバレた直後に無駄無駄とオラオラのダブルラッシュを喰らい 治った顔がもっと悲惨なことになった。 「はやく…人間(元の顔)になりたい。ってあれ、僕のチ○コ治ってないィィィィ! あァァァんまりだァァァァ!!!!!!!」 to be continued
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気がつくと、メローネはまたしても暗闇のなかにいた。 しかし、以前とは違うものがそこにはあった。 「・・・リゾット・・・!」 彼のリーダーがそこにはいた。 「まさか・・・あんたまで・・・」 「あぁ。『チーム』は全滅した。・・・今のお前を除いてな。」 リゾットが相変わらず感情を込めない声で言う。 「そうか・・・何でオレだったんだろうな・・・ 新たなる命を得られるのなら、オレよりあんたや他の奴らの方にこそ権利がある。 こんな・・・戦いもしなかった変態なんかよりな・・・」 「『なんで戦わないんだって?オレは暗殺者だぜww?戦うんじゃなく殺すのが仕事だww』 ・・・お前がよく言っていたじゃあないか。」 「自分ひとり生き残っちまうと何とも情けなくてね・・・。」 「まさかお前、死のうと思ってたんじゃあないよな? 決闘の前に『息子』を作る時間ぐらいあったはずだ。 ・・・イヤ。以前のお前なら前もって創っていたと思うんだがな。」 珍しくリゾットが怒りを込めた声で尋ねる。 「そんな理由じゃない・・・。オレがヘタレだっただけさ。 何の罪のない女を媒体にして・・・『息子』に食わせるのが・・・たまらなく怖かった。 今までそんな気持ちになったこともなかったのにな・・・。もしルイズ達がこうなっちまったら・・・ そう考えると・・・怖かったんだ。笑えよ、リゾット。やっぱりオレはヘタレの変態だったんだよ。」 「笑うものか。それはお前が変わった証だ。『殺す者』から『護る者に』。 それに・・・『オレ達』はうれしいぞ。かつての非情な変態参謀が、女の子達に振り回されているのを見れるんだからな。 ・・・お前はお前の道を行け、メローネ。オレ達はお前を・・・いつでも見守っているぞ・・・」 メローネはこのとき、初めてリゾットの笑みを見た気がした。 「それと・・・いま現実ではゴイスーなデンジャーがお前を待っているぞ。じゃあな。」 リゾットの不吉な言葉と共に、メローネの目は覚めた。 ゼロの変態第七話 フルボッコ・ギーシュ・シティ② 「くーっくくっくっくっく。さあどうするね諸君!魔法を打てばこの少女も無事では済まんぞ!」 一方現実世界はギーシュのおかげでものすごい状況であった。 魔法を打とうにもタバサを人質に取られていて打てない。しかし放っておけばタバサは死んでしまう。 キュルケはこの状況を何とかしようとしていた。 (でもどうしろっていうのッ!今のあいつはタバサを平気で盾にするわッ! でもルイズの魔法なら・・・放出するタイプではないからあいつだけを・・・! ・・・ダメッ!タバサにあたらないとは限らない!) 「ほーれ、早くしないと子猫ちゃんが死んじゃうぞぉ♪」 「か・・・は・・・・」 ギーシュは手にますます力を込めた。マズいッ!タバサの瞳孔が開き始めているッ! キュルケは覚悟を決めた。 「ルイズ、あんたは真似しちゃだめよ。」 「キュルケ、いったい何を・・・」 その刹那キュルケは足下に火球を放ち、その反動でギーシュのところへ飛んだッ! そしてギーシュの懐へ一瞬で近づき、火球の雨を降らせたッ!! 「ぎゃあああああああ!!・・・なんてね♪」 そう言うとギーシュはキュルケを片手で殴り飛ばした!! メメタァ!! 人が殴られて出る音を超越した音を立てながらキュルケは20メイルほど吹っ飛んだ!! 「な・・・何なのこのパワーは・・・!」 それよりも驚くべきは、ギーシュにダメージがほとんど無いこと! いや、ダメージはあるのだが、その肉体が再生しているのだ!髪の毛はチリチリになったままであったが。 さらにギーシュはタバサをネックハンギングしたまま一連の動作を行っていたのだ! すごい!凄すぎるぞギーシュ! (くっ!ダメージは大きいけど・・・まだ戦える!) 何とか立ち上がったキュルケにギーシュは言い放つ。 「がんばるじゃないか、ミス・ツェルプトー。だがそれは無駄であると忠告しておこう。 なぜなら私には・・・」 ギーシュがこの台詞を言い終えることはできなかった。彼の顔が爆発して顎より上が消し飛んでしまったからだ。 「さっさとその手を離しなさい!このギーシュ!!」 そこには杖を構えるルイズの姿があった。 顔がない相手にこんなこと言っても耳がないので聞こえるわけがない。滑稽である。 さらに顔を修復したギーシュの髪がアフロになっていたのである。まさに滑稽である。 「・・・ゼロォ・・・」 ギーシュの顔から笑みが消えていた。台詞を邪魔されたのだ。見下しているルイズに。 「悲鳴を上げろ。豚のような。」 そういうとギーシュはタバサをルイズに投げつけた。 「!!!!」 「・・・?」 ルイズが目を開けると、見たことのある光景が広がっていた。 自分を庇う人影。しかし、その人影は今度は倒れることは無かった。 「大丈夫かい、タバタン。」 「モハメド・アブドゥル?!」 「NO!I AM NOT!!!」 全身タイツにパソコン!変態闘気と2次元闘気(オタクイック・オーラ)! そいつは・・・変態だった。 「貴様・・・生きていたか・・・」 「オレがいつ死んだんだ?このサイバイマン」 「あいかわらず不快な奴だ・・・」 キュルケが近づいてくる。オレの胸に飛び込んでくる気か。 ルイズも近づいてくる。可愛い奴め。 「タバサ!大丈夫!?」ドガッ 「この変態!起きてるならさっさと起きなさい!!」バキッ 現実は甘くないのである。 「けほっ・・・けほ・・・」 「おーい、タバターン、声出るか~」 「・・・・(コクリ」 (そういや滅多にしゃべりませんでしたね・・・) そのときメローネが倒れた。 「あれ・・・どうしたんだ・・・」 「やっぱり・・・そもそもさっき立ってたほうがおかしいのよ・・・ 両手両足あいつに折られたんだもの・・・」 「へ・・・そうなの・・・?そういうんじゃあなくて力が入らないだけなんだけど・・・」 「・・・へ?じゃあこれは?」 ルイズは思いっきりメローネの足を蹴った。 「痛った!スネ!スネに当たった!おふぅ!」 「ホントに折れてないみたいね・・・」 「ファッファッファ。起きて早々倒れるとは、期待はずれもいいとこだ。」 ギーシュは何も疑問に思わないらしい。気付いていないだけか。 「キュルケ、質問がある。」 メローネはギーシュを無視して尋ねた。 「もし魔法を失敗したら普通はどうなるんだ?」 「え・・・そうね・・・。魔力がなければ魔法すら出ないはずだし、魔力があったら威力は落ちても術はでるわ。」 「おい、何の話だ?」 「ククク。そうかい。そいつは朗報だ。」 「おい、無視すんな。」 「聞いたかよルイズ!キュルケの言うことが本当なら、お前の魔力はゼロなんかじゃあない! どんな呪文でも爆発が起きるのは失敗してるからじゃあない!」 「こ・・・こんなときに何いってんのよ!」 「現にオレだって召喚できた!成功率もゼロじゃあねぇ!胸は・・・どうにもならんが。 とにかく!お前がゼロだなんて言われる筋合いはねぇ!胸を張れ、ルイズ!」 メローネが立ち上がる。 「お前は無駄な努力なんかしちゃあいない!無駄じゃあない努力はいつか実を結ぶ! 自分を信じろ!!お前が信じる誰かでもねぇ!!オレが信じるお前でもねぇ!! ――お前が信じるお前を信じろ・・・!!」 「メローネ・・・」 「ファッファッファ。どこまで愉快なんだ貴様は!自分の運命を知って未練を残さないようにという訳か?」 ギーシュが笑う。 「貴様、気付いているのか?知らず知らずの間に貴様の言葉により死の運命へ誘われていることを!」 「別に・・・この前言いそびれた台詞を言っただけだ。 それに運命を信じてろくな事になった試しがないんでね。そういうのは信じない。」 「なるほど・・・運命に贖う『覚悟』はある訳か。だが運命はすでに決まっている! 地獄行きが1人減ったら閻魔様も困るだろう。この私がきっちり地獄へ送ってやろう!」 そういうとギーシュは石礫を1発放った。しかしそれは――石礫というには、あまりにも大きく でかく、そして巨大だった。それはまさに岩だった。 そのとき彼が何を考えていたのかは解らない。だが彼は自分たちを押しつぶそうと飛んでくる岩に 左手でパソコンを向け、叫んだ。 「ベイビィ・フェイス!!!」 「そんな・・・バカな・・・」 ギーシュは驚いてびっくりしていた。死に損ないの変態が、直径2メイルはある大岩をバラバラにしたのだ。 その破片は計算されたように・・・彼らに当たることもなく・・・すべて地面に落ちた。 「これは・・・!『息子』の能力・・・!!なぜ本体が使えた・・・!? しかもえぐる射程も速さも息子より上・・・どうなったんだオレのスタンドは・・・?」 メローネの頭は混乱していたが、同時に目の前の化け物を倒す策を考えていた。 「・・・この私を・・・本気にさせたな・・・」 ああ!もう嫌がらせとしか思えない!そう言い放つギーシュの口から妙なものが出てきた。 「なんじゃありゃああああああ!!!」 「黒い・・・ギーシュ・・・?」 「そうだ。僕はギーシュ。哀れなギーシュ。首をへし折られたかわいそうなギーシュ。」 「僕はギーシュ。哀れなギーシュ。目をえぐられて奴隷にされたかわいそうなギーシュ。(ニコニコ」 「僕はギーシュ。哀れなギーシュ。社会的に抹殺されたかわいそうなギーシュ。」 「僕はギーシュ。哀れなギーシュ。全身にナイフを刺されたかわいそうなギーシュ。」 「僕はギーシュ。」「哀れなギーシュ。」「私はフーケ。」「僕は富竹ジロウ。フリーのカメラマンさ。」 なんと ギーシュ達が がったいしてゆく ! 「「「「しかし我らはギーシュに非ず!ギーシュでありギーシュに非ず!名を付けるなら・・・ 『カオス』。そう、我らは『ギーシュ=テラ=カオス』!!!そう呼べ!!」」」」 「なによ・・・あれ・・・」 「禍々しい・・・モッコス様より禍々しい・・・」 「・・・危険。」 「なぁ、お前ら。他に突っ込むところはないのか!?なんでギーシュが合体してあんなマッチョになるんだ? あれか。富竹か。富竹のおかげなんだなオイ!」 彼らの前に現れた身の丈5メイルほどの筋骨隆々の化け物を前に、誰もが脅えていた。 胸筋には巨大な薔薇とその中心にあるギーシュの顔。腹筋にはギーシュの顔。両手の平にギーシュの顔。 その顔は富竹。 こんな化け物を相手にして、広場の誰もが恐怖していた。 「さぁ、どうするK1君。」 「富竹自重しろ(まずい・・・勝算はあるんだが・・・富竹だぜ、オイ・・・ まだ策は練りあがっていない・・・おのれ富竹・・・)」 変態すら諦めかけようとしたその時、観衆のなかから人影が現れた。 「うわぁぁぁぁぁああああああ!!」 1人はマリコルヌだった。必死に走ってギーシュ本体(アフロ)を拾って逆サイドの観衆に突っ込んだ! 「はぁ・・・はぁ・・・ギーシュは無事だァ!!わかったら気にせずそいつをブッ倒してくれェ!!」 「『風上』・・・お前・・・」 「なんだ?あれくらいの変態にビビるとは、お前それでも変態か?」 現れたその男は、以前シュヴルーズの授業で消し飛んだ男だった。 「オレはディアボロ。『ボス』と呼べ。話は変な巻き毛の女から聞いた。 あの富竹を倒せば願いが叶うらしいな。・・・あいつはオレの獲物だ。」 (こいつ・・・モンモンにだまされてる・・・ま、時間稼ぎにはなるか・・・) メローネは知らなかった!目の前の変態が追い続けていた標的であることを! ディアボロは忘れていた!ジョルノ以外の裏切り者の顔を! 「・・・だからお前の出る幕もない。」 「貴様・・・誰に口を聞いている・・・SATUGAIするぞ・・・」 「な・・・まさか・・・」 「レイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプ」 「一秒十回レイプ・・・本物だ!本物のクラウザーさんだぁああああ!!」 タバサが絶叫した。 「ク・・・クラウザーさんともあろうお方が・・・なぜオレなんかの手助けを・・・」 メローネの声も震えている。 「イヤ・・・デスメタル好きの豚を見殺しにしたとあっては帝王の沽券にかかわるからな。」 「ありがとうございますクラウザーさん!作戦を立て終わるまでお願いします! あとは後ろの方で君臨されていれば結構ですから!!!」 「そ・・・そうか・・・別にオレが倒してやってもいいのだが、貴様の顔を立ててそうしてやろう。 ・・・顔を立ててやるだけだぞ?怖いとかそういうんじゃあなくて。」 「申し訳ございませんクラウザーさん!!!オレなんかに気を遣っていただいて!!!」 「何人か増えたようだけど、それでも三四さんは僕のものだよ。」 「やかましいぞ富竹ェ!!お前この状況がわかってんのか? ――お前の敗北フラグだ、富竹。」 「上等だK1君。君たちのその希望を絶望に塗り替えあげよう!」 勝利条件―――カオスギーシュの撃破。 敗北条件―――ディアボロ以外の仲間の死亡。 クラウザーさんが攻撃を受ける。 次号・・・決戦開始!!!
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【作品名】ゼロの使い魔 【ジャンル】ラノベ 【名前】ギーシュ 【属性】貴族 【大きさ】男子高校生並み 【攻撃力】ブレイド:バラの造花に魔力を絡ませて刃とする魔法 熟練者が使えば岩を両断する威力になるらしいがギーシュには そこまでの威力は望めないだろう 【防御力】【素早さ】高校生並み 【特殊能力】錬金:物質の組成を組み替える魔法 ギーシュは熟練者ではないので薔薇の花びらを油に変えるぐらいしかできない 下記ワルキューレを一度に七体作り出せる 【短所】弱い 【戦法】ワルキューレ一体の後ろに隠れて残りを突撃させる 【名前】ワルキューレ 【属性】青銅のゴーレム 【大きさ】成人並み 【攻撃力】パンチで高校生の腕を折れる 短槍装備 【防御力】銅像並み 【素早さ】一般高校生なら一方的にボコボコにできる 556 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2008/12/05(金) 17 00 38 ギーシュ考察 ○クリリン 数の暴力勝ち ○こうじ 道場 ○古泉一樹 同上 ×ひろし ワルキューレ作りる前に靴下負け 野原ひろし>ギーシュ>古泉一樹
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キュルケの杖@ゼロの使い魔 ラオウに支給された。文字通りキュルケが使用する杖である。